地域のつながりが「迅速な救助に」能登半島地震の被災地で活動、京都の消防署員が訴え
京都新聞 / 2024年1月18日 8時0分
能登半島地震の被災地で救援活動を行った京都市の左京消防署員が17日、左京区内の病院で講演した。石川県珠洲市で倒壊家屋からの救助に携わった体験から、安否情報を共有できる地域のつながりが「迅速な救助につながる」と訴え、防寒をはじめとした日常の備えの大切さを呼びかけた。
阪神大震災の発生から29年を迎えたのを機に京都大原記念病院が企画。同病院グループの職員ら約40人が参加した。
署員は緊急消防援助隊京都府大隊の第一次隊として1日から5日間派遣された。倒壊家屋の救助活動では、屋根の重みなどで2階建ての1階部分が押しつぶされた民家が多かったといい、二次災害の危険もあって人力で慎重に掘り起こしたという。
行方不明者の捜索では、倒壊家屋周辺の住民への聞き込みにより、「既に避難所に向かった」「亡くなった」などと安否情報を得られやすかった。「救助は一軒当たり50人もの人手が要るが、要救助者がいないとすぐ分かれば早く次に向かえ、効率的に多くの人を助けられる」と語り、近所付き合いや自主防災活動を通じたコミュニケーションが大切と強調した。
「停電や燃料不足で被災者にとっては寒さが厳しい状況だった」と、防寒の備えの重要性も指摘。救援物資が届かい事態を想定して1週間分の食料の備蓄も必要とした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「スーパーボランティア」が見た能登半島の今 地震発生から半年、受け入れたくても受け入れられない被災地の事情とは
47NEWS / 2024年7月8日 10時0分
-
「72時間の壁」最優先に救助指揮 細田正・前石川県警本部長、警察官のケア重要性も訴え
産経ニュース / 2024年6月29日 16時45分
-
リアルさ重視、家屋の壁にハンマードリルで穴 兵庫県警機動隊員ら災害訓練
産経ニュース / 2024年6月27日 20時30分
-
災害備え再確認、意識新た 震度5強を観測の富山・氷見
共同通信 / 2024年6月24日 16時22分
-
災害時、位置情報提供の要件緩和 不明者名簿活用、自治体も対象
共同通信 / 2024年6月22日 21時28分
ランキング
-
1【都知事選】「石丸2位」の衝撃!Xトレンド入り「マジか」「ネットが力を」「かなりの力」驚き
日刊スポーツ / 2024年7月7日 20時31分
-
2【都知事選】石丸伸二氏、古市憲寿氏と対話かみ合わず「同じ質問」「もう1回言えということ?」
日刊スポーツ / 2024年7月7日 23時53分
-
3石丸伸二氏「国政も選択肢」=広島1区に言及―都知事選
時事通信 / 2024年7月7日 21時56分
-
4都議補選で自民党は2勝6敗、勝敗ライン4大きく下回る…萩生田前政調会長の地元・八王子も落とす
読売新聞 / 2024年7月8日 1時57分
-
5都知事選、蓮舫氏の大敗に立憲民主党内で衝撃広がる…「共産色強すぎた」との指摘も
読売新聞 / 2024年7月8日 5時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)