計970万円入金も、最後は「ごめんよ」 調理師男性が投資詐欺被害

滋賀県警大津北署

　滋賀県警大津北署は29日、大津市の調理師の男性（44）が、マッチングアプリで知り合った人物から投資を持ちかけられ、現金計970万円をだましとられる被害に遭ったと発表した。詐欺事件として捜査している。

　同署によると、男性は昨年8月上旬にマッチングアプリで香港籍の女性を名乗る人物と知り合い、「あなたも暗号資産をしてみないか」などとLINE（ライン）で勧められ、指定された投資アプリをインストールした。アプリ内の指定口座に入金したところ、アプリ上で利益が出たことから、約1カ月間で9回にわたって現金を振り込んだ。「ごめんよ」というメッセージとともにLINEをブロックされ、詐欺と判明したという。