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「初めて来たのに懐かしい」 都市部から参加者募り、みそ手仕込み教室 京都・美山

京都新聞 / 2024年2月20日 7時0分

竹内さん(左)に助言されながら、大豆と米こうじ、塩を混ぜる参加者ら=南丹市美山町・旧鶴ケ岡小

 京都府南丹市美山町の旧鶴ケ岡小で18日、地元のお年寄りからみそ造りを学ぶ教室があった。移住に関心のある都市部の人などが、農村の知恵に触れた。地元住民との交流会も催され、中山間地で暮らす魅力と苦労に触れた。

 地域の伝統文化を受け継ぎ、移住にもつなげようと鶴ケ岡振興会が主催。京都市など地域外の7人を含む15人が、みその手仕込みを続ける住民男性(67)に教わった。

 地元産の大豆を約3時間ゆでて機械でつぶし、こうじ、塩と一緒におけに入れた後、参加者は両手で力いっぱいもんだ。均一に混ざると、かびを防ぐため空気が入らないように保存容器に詰めた。

 12月以降に食べられるといい、男性は「温暖化でかびやすく昔より塩を増やした。冷蔵庫で保管して」と助言した。参加者は、男性が3年発酵させたみそを試食し「塩辛さの中にこくがある」と喜んだ。

 体験後は住民と昼食を囲み、古民家を改修した移住者宅や地域唯一の食料品店「たなせん」も見学。鶴ケ岡での暮らしを想像した。

 兵庫県尼崎市の大工の男性(39)は「狩猟をしており、田舎暮らしを考えている。地域の人が温かく、初めて来たのに懐かしさを感じる」と満喫していた。

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