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室町時代の農耕儀礼伝える 京都・木津川で「いごもり祭」 田植えの所作、太鼓に合わせて

京都新聞 / 2024年2月22日 7時30分

五穀豊穣を願い、田植えの所作をする子どもたち(木津川市山城町平尾・涌出宮)

 国の重要無形民俗文化財に指定されている宮座行事の一つ「いごもり祭」が17、18の両日、涌出宮(わきでのみや)(京都府木津川市山城町平尾)で執り行われた。室町時代の農耕儀礼を伝えているといい、地域の人たちが1年の豊作を願った。

 18日には「饗応(あえ)の儀」と「お田植祭」があった。まず拝殿に宮座の人たちが座り、給仕の子らが、ごまめや大豆の載った膳やお神酒を配った。

 続いて、頭に真綿をのせた「ぼうよ」の男児(5)らが田舟を引いて回った。巫女(みこ)の一人「そのいち」の女性(22)と、冠をかぶった「とも」の女子児童(8)と3人で太鼓の音に合わせ、松の葉を稲に見立てた「松苗」で、田植えする所作を行った。

 周囲では地域の人たちが写真を撮りながら見守り、最後には子らから松苗を受け取っていた。

 17日夜には大松明(たいまつ)の儀なども執り行われた。

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