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シニア男性のつながりづくり「模索中」 仲間とピザ焼き、終活考える 退職で生活一変したメンバーが活動

京都新聞 / 2024年2月23日 12時0分

京都府大山崎町内で開かれた催しで、本格コーヒーを入れるメンバーら(町福祉センターなごみの郷)

 おいしい本格コーヒーをたてたり、ピザを作ったり…。楽しい催しに、参加者の会話も弾む。京都府大山崎町の天王山シニア倶楽部は、ほかにも月1回の定例会ではテーマを決めた3分間スピーチや俳句づくり、ゲームなどに取り組んでいる。退職後のシニア男性が生き生きと暮らせるような、地域社会とのつながりづくりが大きなテーマだ。

 2021年に活動を始めた。現在の会員は12人だ。「働いていた時とリタイア後でギャップが大きい」「生活の全てがプライベートになっても、それまで仕事に追われていたのでどうするか困っていた」。メンバーは口々にそう語る。代表の杉本吉彦さん(69)は「昔の職場のつながりは持っていても、地域でのつながりづくりに切り替えていけないとの声は多い。まずは『行ってみたいな』と思える集まりをつくることが大事と思った」と振り返る。

 日常的な取り組みでは、花見やビアガーデンに出かけることもある。イベントに出展することもあり、昨年11月に町福祉センターなごみの郷で開かれた「あかりちゃん祭」では豆からひいた本格コーヒーを入れ、好評だった。今年1月には中央公民館でメンバーがピザ作りに挑戦。今月には乙訓医師会の医師を招いて、「終活」といった社会的なテーマについての講演会を開く予定だ。

 「いつも何かを模索中。メンバーが楽しむことが、結果的によりよいまちや地域をつくることにつながるといですね」と杉本さん。緩やかな「輪」に加わる仲間を募っている。

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