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パラリンピック2大会連続出場へ、パリ目指す 競泳の井上舞美選手

京都新聞 / 2024年2月29日 11時38分

アジアパラ大会の女子200メートル自由形(知的障害)決勝で力泳する井上選手=中国・杭州(共同)

 大津イトマンスポーツクラブの井上舞美(まみ)選手(25)=滋賀県守山市=が今夏開催のパリパラリンピックの出場を目指し、3月9、10日に静岡県富士水泳場で開かれる競泳の推薦選手選考会に挑戦する。昨秋のアジアパラ大会ではリレーで金、個人2種目で銅を獲得する活躍を見せた。「自己ベストを出して推薦基準を突破したい」と、2大会連続のパラ大会を目指す。

 昨年10月に中国・杭州で開催されたアジアパラ大会での競泳100メートルバタフライ(知的障害)。いつも通り最初から勢いよく飛び出ると、後半も粘り4位を100分の6秒でかわし銅メダルをもぎ取った。自己ベストの1分9秒96で「何も考えず必死だった。初めて1分10秒を切れた」と振り返る。

 「海外選手と競い合える国際大会は自分に向いている」という。同大会では200メートル自由形でも銅、混合400メートルリレーでは念願の金メダルをとった。「前回大会は銀どまり。目標である自己ベストと金メダル獲得が達成できた」と喜んだ。

 愛知高等養護学校卒業後から、所属の水泳インストラクターとして働く。幼児から小学校低学年の担当で「子どもはかわいい」というが、「指導と競技の両立が加齢で年々きつくなっている」と苦笑いする。

 パリパラリンピックに出場すれば東京大会に続き2大会連続になる。ただ、得意の個人メドレーでも自己ベストが推薦基準に0.4秒足りないといい、苦手の背泳ぎや平泳ぎのキックを意識しながら連日、中高生と一緒に5千メートルを泳ぎ込む。

 昨年は2018年から毎年出場していた世界選手権の出場権を得られず悔しい思いをしたという。「しんどいと思いながら周囲の応援もあって、続ることができた。何としてもパリに行きたい」と、推薦選手選考会を見据えた。

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