京都の元共産党職員「党の除名処分は違法で無効」と提訴
京都新聞 / 2024年3月7日 18時50分
京都の元共産党職員の松竹伸幸氏が7日、除名処分は違法で無効だとして、同党を相手取り、党員の地位確認を求めて東京地裁に提訴した。機関紙「しんぶん赤旗」の報道で名誉を傷つけられたなどとして、550万円の損害賠償も求める。
訴状によると、松竹氏は昨年1月に党首公選制の導入などを訴えた著書を出版したところ、「党内に派閥・分派はつくらない」などとする党規約に反するとして党京都府委員会から除名処分を受けた。これを不服として、党規約に基づく再審査を請求したが、1月の党大会で却下された。
松竹氏側は、意見表明の機会が十分に与えられず、党規約の一部は憲法が保障する表現の自由を制約する上、著書出版も規約違反に該当しないとしている。
東京都内で記者会見した松竹氏は「結社の自由の範囲内で、政党構成員の出版や言論の自由がどこまで許されるのか、新しい判例が必要。裁判を通じ、自由で民主的で何でも議論できる党の在り方を再建する気持ちでやりたい」と話した。
共産党は「除名処分は、党規約にもとづいて厳正かつ適正に行われたものであり、最終的に決着済みの問題。このような提訴は憲法に照らしても成り立たない」とコメントした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
党首公選主張で共産党「除名処分」の松竹伸幸さん 最高裁まで覚悟の法廷闘争と党の現状 一聞百見
産経ニュース / 2024年7月5日 14時0分
-
次期衆院選、川崎の神奈川18区は5野党乱立 自民・現職を「利するだけ」と嘆きも
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月4日 1時30分
-
共産党員除名処分巡る訴訟、党「政党内の問題は司法なじまず」東京地裁初弁論
京都新聞 / 2024年6月20日 19時43分
-
まともな候補が一人もいない…元東京都知事が「小池・蓮舫・石丸の三氏はいずれも問題がある」と断じる理由
プレジデントオンライン / 2024年6月13日 8時15分
-
パワハラ検証求め意見書 共産県議、田村委員長に
共同通信 / 2024年6月8日 19時14分
ランキング
-
1何度も叫んだ「助けて」 駆け付けたヤマト配達員らに称賛の声
毎日新聞 / 2024年7月6日 8時30分
-
2全自衛隊でずさん運用疑い 近く処分、数十人規模か
共同通信 / 2024年7月6日 16時44分
-
3「畑を途中でやめると、住民から嫌われることも…」地方移住5回の49歳男性が語る、“田舎暮らし”で心が折れた瞬間
文春オンライン / 2024年7月6日 6時0分
-
4「今日はやめよう、終わり」説明の場に係長不在で立腹し面談1分、長谷川岳参院議員“威圧的言動”新たに…要職就任で挨拶に行くと「遅いのは犯罪、帰って」「反省文」も
北海道放送 / 2024年7月6日 9時9分
-
5泉・立憲民主代表の交代論がささやかれるワケ 都知事選敗北なら責任論拡大、険しさ増す前途
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください