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「大昔のワニ想像して」小学2年生が180万年前の地層から歯の化石見つけた 滋賀で企画展

京都新聞 / 2024年4月1日 15時0分

体長7メートルもの「マチカネワニ」の復元骨格を見学する子どもたち(滋賀県多賀町四手・町立博物館)

 滋賀県多賀町で発見された古代のワニの化石などを紹介する企画展「多賀のワニ化石とその仲間たち」が町立博物館(四手)で開かれている。

 町内では1993年にアケボノゾウの化石が見つかっているが、2010年には博物館近くの化石発掘イベントに参加した近江八幡市の小学2年の女児が、約180万年前の古琵琶湖層群の地層から、細長くとがったワニの歯の化石(1.5センチ)を発見。その後4点の歯の化石が見つかっている。

 会場では、その5点をはじめ、各地の古代ワニの標本やレプリカなど217点を展示している。

 大阪府豊中市の大阪大構内の約50万年前の地層から発掘された化石を基にした体長7メートルもの「マチカネワニ」の復元骨格標本(京都市青少年科学センター所蔵)や、浜松市の採石場で発掘された約35万年前の「ヤゲワニ」の化石標本群(同市博物館所蔵)、岸和田市の約60万年前の地層で見つかった「キシワダワニ」の化石レプリカ(きしわだ自然資料館所蔵)などを、解説付きで紹介している。

 連日、春休みの子どもらが見学に訪れており、博物館の高橋進館長は「大昔のワニの姿を想像し、ワニやゾウが暮らしていた太古の多賀の多様な姿を知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 4月7日まで。入場無料。7日の午後1~4時、キシワダワニの歯の化石のレプリカ作り体験がある。さらに土日には、ワニにちなんだクイズラリーも行われる。いずれも申し込み不要、参加無料。

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