発達障害の悩み可視化アプリ開発 当事者の学生、同じ境遇の人へ 「安心して過ごすため」
京都新聞 / 2024年4月2日 15時30分
発達障害で悩み、不登校を経験した立命館大生が疲れや悩みを可視化するスマートフォン用のアプリを開発し、配信を始めた。今年中には保護者や教員らと共有できる機能も導入する予定。発達障害がある学生らに向けて作ったといい、「毎日を安心して過ごすためにアプリを活用して」と呼びかけている。
愛知県一宮市出身の森本陽加里さん(21)。集団行動や周囲の変化に適応できず、小中学校で計2回、不登校になった。高校進学後、発達障害について調べる中で、当事者らが疲れや困りごとを客観視して把握し、周囲と共有する仕組みが必要だと感じ、アプリを企画した。
今年2月末に配信を始めたアプリの名称は「Focus on」。朝と夜に自分の疲れ度合いを5段階で入力する。疲れは数字で表示され、たまってくれば画面に休みを促すメッセージが表示される。困っていることや良かったことなどを自由に記入する日記機能もあり、自分の気持ちを整理できる。疲れや日記を身近な人たちが共有することで、当事者への適切なサポートにつなげる。
アプリの開発には知り合いの他校の大学生らが参加し、当事者の子どもたちの声も聞いて改良を重ねた。資金はクラウドファンディングも活用して集めた。森本さんは「アプリで自分の状態を知り、周囲と共有することで、お互いにとって良い環境をつくっていく手助けになれば」と話す。
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