凄腕サラリーマンから転身の魚屋 能登半島地震で支援に動く「まだまだ大変」知ってほしい
京都新聞 / 2024年4月15日 8時30分
鈴木隆将さん(45)は能登半島地震で被災した水産業者のために毎月1回、滋賀県長浜市で鮮魚販売イベントを開く。自身も鮮魚販売をしており同業者からの「仕事ができない」という苦境を聞いたのがきっかけだった。
考えたのは「自立支援」だ。物資提供や炊き出し、義援金も必要だが、最終的に被災者が自身の生活を立て直す必要がある。このため現地から本人を招き対面販売してもらっている。地震から3カ月以上たっても「現地で仕事が再開できない」という水産業者の直接的支援に加え、「『まだまだ大変なんだ』と来場者に知ってもらうのも大事」と話す。
物流機器大手の県内工場に勤めていた。マネジャー時代には労務費節減や工場の黒字転換、障害者雇用の拡充を成し遂げ、何度も社内の表彰を受けたという。
だが、激務だったサラリーマン時代の自分の時間を取り戻すべく「収入が半分になっても年間半分休む」という目標を掲げ退職した。鮮魚販売だが店舗を持たず、利益率のいい商品を軽乗用車で仕入れて売るスタイルを確立。8年目の今では年間半分を休みながら会社員時代とほぼ同じ収入を得るようになった。
ちなみに魚屋を選んだのは趣味が釣りだからだ。屋号である「コイタロウ水産」の元になったコイ釣りでは雑誌に寄稿するほど知られた存在だった。
「夢をかなえすぎて、今は自分で達成するより周囲の人に感謝される方が幸福感が強いんです」と笑う。被災者支援の原動力にもなっている。
他にも県内の大型商業施設で販売機会の創出を目指し企画を進めているという。甲賀市在住。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
シダックス 立教学院主催の防災イベントに参加 能登半島地震被災地支援活動 炊き出しを再現
@Press / 2024年7月2日 9時20分
-
須藤元気氏 被災から半年…能登半島を視察「現在の日本の政治スタンスの縮図のよう」
東スポWEB / 2024年7月1日 19時59分
-
能登半島地震から半年 依然、手つかずの地区も「焼け野原を見るたび、戦争があったみたいって」
日刊スポーツ / 2024年7月1日 7時0分
-
伍代夏子ら“演歌美女軍団”が能登半島へ 復興応援の無料コンサート『OH!艶歌』開催
ORICON NEWS / 2024年6月26日 12時42分
-
パソナグループ 能登半島地震で被害を受けた被災地復興支援「第4回 能登半島地震 復興応援フェア ~新潟県物産展~」
PR TIMES / 2024年6月10日 11時45分
ランキング
-
1鹿児島県警の野川明輝本部長を不起訴…不祥事の隠蔽疑惑で刑事告発
読売新聞 / 2024年7月5日 22時42分
-
2生活「苦しい」6割=平均所得3.9%減―厚労省
時事通信 / 2024年7月5日 19時33分
-
3都知事選ポスターに粘着テープ貼る 容疑の31歳男逮捕 現場で同様の損壊相次ぐ
産経ニュース / 2024年7月5日 18時12分
-
4尖閣周辺の日本船を名指しで「退去を警告した」、中国海警がSNS投稿繰り返す…実効支配を宣伝か
読売新聞 / 2024年7月5日 15時0分
-
5【速報】小学生が水泳授業で溺れる 意識不明の状態で搬送 高知市
ABCニュース / 2024年7月5日 19時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください