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44歳コンビニ店長に5度目の感謝状 「今までの経験から」犯罪を察知

京都新聞 / 2024年5月22日 15時0分

高島職域防犯協議会で表彰される中塚さん(高島市今津町中沼2丁目・高島署)

 特殊詐欺被害の拡大を防いだとして滋賀県警高島署は、セブン―イレブン近江今津駅前店(滋賀県高島市今津町)店長の中塚浩稔さん(44)に感謝状を贈った。同署で開かれた高島職域防犯協議会で初めて表彰し、会全体で防犯意識を共有する機会とした。中塚さんへの贈呈は5度目。

 同署と中塚さんによると、3月半ばに同店で高額の電子マネーカードを購入しようとした高齢男性に店員が使用目的を尋ねると「自身で使う」と話したため一度は販売した。即座に報告を受けた中塚さんは「今までの経験から」と男性の車のナンバーを控え、同署に通報。署員が他市の男性宅を割り出し、他署と連携して被害に遭っていることを男性に知らせたという。

 中塚さんは高島市内の2店で店長を務め、2021年以降、贈呈は他の従業員を含めると11度目。店員同士が就業時に特殊詐欺の情報を共有し、該当しそうな人には積極的に声をかけるなど対策に取り組んでいる。

 通常、感謝状の贈呈は署長室で行う。今回は、市内の事業所などでつくる協議会の場で表彰することで、会員の意識をより高めてもらうことにした。民徳隆署長から感謝状を受け取った中塚さんは「今も詐欺被害に遭う方がいる現状を知ってもらう機会になれば」と気を引き締めていた。

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