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「海なし県」滋賀県の琵琶湖岸でサーフィンができるように 2028年に観光施設開業へ

京都新聞 / 2024年4月8日 17時0分

未利用地になっている烏丸半島中央部(草津市提供)

 滋賀県草津市の烏丸半島(同市下物町)で未利用となっていた中央部の約9ヘクタールに、人工サーフィン施設を中心とした複合型観光集客施設が建設されることが決まった。市は4月8日、運営する民間事業者を決める公募型プロポーザル(提案)を実施し、公営競技の事業などを手がけるJPF(東京都千代田区)を優先交渉権者に選定したと発表した。同社は2028年の開業を目指すという。

 施設名は「WAVE PARK BIWAKO(ウエーブ・パーク・ビワコ)」(仮称)。施設中央の大型プールにスペインの企業が開発した人工波を起こす装置を導入し、自然環境に近い形でサーフィンが楽しめるという。このほかにも、スケートボードなどが楽しめるパークや、宿泊ができるコテージの併設も構想する。来場者は年間20万~30万人を目指す。入場料は検討中で、サーフィン用プールの利用者は1時間あたり1万円の利用料を見込んでいるという。

 市役所で会見したJPFの久場善博常務は「今までサーフィンをやるきっかけがなかった人たちに一歩踏み込んでもらえるような施設を運営していきたい」と話した。橋川渉市長は「全国や海外からの誘客も実現し、日本を代表するにぎわい拠点となることを期待する」とした。

 烏丸半島中央部の未利用地を巡っては、19年3月に市が水資源機構から5億1400万円で土地を取得。同年11月から民間事業者を募集し、2者から応募があったが、書類の不備や参加辞退で選定できなかった。このため市は昨年8月から再度募集を行い、審査を進めていた。

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