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宿直勤務の職員不足、子ども一時保護所の業務できず 募集15人も採用は5人 滋賀県

京都新聞 / 2024年5月23日 17時0分

滋賀県庁

 滋賀県内4カ所目の児童相談所として4月に開所した日野子ども家庭相談センター(日野町小御門)で、虐待が疑われる場合などに子どもを預かる一時保護所の業務ができない状態が続いている。夜間の宿直勤務を担う職員が不足しているためだ。6月からは他の3センターの職員が一部業務を兼務することで、対象を絞って子どもの受け入れを始めるが、全面的な業務開始は見通せないという。

 一時保護所は、親元に置くことが不適当と判断された子どもを一時的に預かる施設で、県内では4カ所の子ども家庭相談センターすべてに併設されている。日野は男女各7人の受け入れが可能で、職員23人体制でセンターの開所と同時に一時保護を始める予定だった。

 県によると、開所に向けて会計年度任用職員15人を募集したが、現時点でも5人しか採用できていない。24時間の業務を続けるだけの勤務シフトが組めず、子どもの受け入れは難しいと判断したという。虐待などに関する相談対応業務は現有の人員で行い、管轄エリアでの一時保護事案は他の3センターでカバーしているため、保護ができない事案は出ていないという。

 6月からは2人が新たに雇用できる見通しで、他の3センターで一時保護を担当する職員も週1回程度、宿直を兼務することで、同月からは男子のみ受け入れを始める。全面的な業務の開始のめどは立っていない。

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