「部員が集まるか」不安の門出も15人の仲間 創部ほやほやの女子硬式野球部が挑んだ初の公式戦
京都新聞 / 2024年5月24日 15時30分
今春に創部したびわこ成蹊スポーツ大(大津市)の女子硬式野球部が、16日から高知県で開催された全日本大学女子硬式野球選手権大会で初の公式戦に挑んだ。
2戦全敗の結果ではあったが、県内の大学で初めて誕生した女子硬式野球部にとって歴史的な一歩となった。
昨年1月に一人で同好会を立ち上げ、創部につなげたのは京都両洋高女子硬式野球部出身の3年竹内すずさん(20)。「うまくなりたい」とひたむきに野球に打ち込んできた思いが結実した。
竹内さんは「部員が集まるかどうか不安だった」と語っていたが、約1年で15人の仲間が集まった。このうち9人は今春の新入生で、始まったばかりのチームだ。伸びしろに期待したい。
近年では女子野球が盛り上がりをみせている。全日本女子野球連盟によると、高校や大学、クラブチームなどを含めた登録チームは2010年度に21だったのが、昨年度には119にまで増えた。競技人口は15年度と比べて2倍の約3000人に上る。読売ジャイアンツや阪神タイガース、埼玉西武ライオンズの女子チームもつくられている。
滋賀県内では、東近江市を拠点とする社会人クラブチームの東近江バイオレッツがすでに活動している。そこに加え、びわこ成蹊スポーツ大の他にも、今年は滋賀短期大付属高や北大津高で女子硬式野球部が誕生した。
野球が好きなのにプレーする場所がなく、あきらめていた女子選手たちの活躍できる環境が整いつつある。
何年か後に振り返ったとき、今年が湖国の「女子野球元年」といわれる日が来るかもしれないと、一野球ファンとして楽しみにしている。
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