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滋賀県立美術館に絵画や立体作品13件寄贈 米国や滋賀を拠点に活躍する芸術家7人の作品

京都新聞 / 2024年6月1日 16時46分

県立美術館に作品を収めた作家らと並んで写真撮影に臨む寄贈者の牧さん(中央)=大津市・県公館

 戦後の米国と日本を中心に現代美術を収集している滋賀県立美術館(大津市)にこのほど、絵画や立体作品計13件(約6千万円相当)の寄贈があった。ニューヨークや滋賀を拠点に活動する20~40代のアーティスト7人の作品で、同館は「芸術文化の多様性という今日的な視点でコレクションを更新できた」と歓迎している。

 寄贈したのは、パソコン関連機器メーカー「バッファロー」(東京)社長の牧寛之さん(43)。同社の創業50周年と、父で創業者の誠さんの七回忌を前に昨年度から始めた文化芸術貢献活動で、滋賀県立美術館を含む国内の美術館に、私財を投じて芸術作品を贈っている。

 県立美術館へは、保坂健二朗館長との対話を経て選んだ作品を贈った。ニューヨークを拠点に活躍する松山智一さんの絵画をはじめ、移民のルーツを持つ作家や女性の13件で、牧さんは「評価の高い日本のアーティストの中には海外で先に収蔵されるケースも多い。国内で見てもらえる環境を整えるのが産業界の役割だ」と述べた。

 3月に大津市の県公館で開かれた感謝状贈呈式では、大津市出身の木津本麗さん(25)、近江八幡市出身の大和美緒さん(33)、カナダなどを拠点とする森本啓太さん(34)の3作家が県立美術館のコレクションに加わる喜びを語り、「国際舞台で活躍できる作家になりたい」(大和さん)などと意気込みを語った。

 寄贈された作品は今秋以降に同館で展示される予定。

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