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鵜匠とウッティーの愛らしい絆が目の前に 宇治川で「放ち鵜飼」見学会

京都新聞 / 2024年6月7日 15時28分

綱をつけずに放ったウから、魚をはき出させる鵜匠(宇治市莵道・お茶と宇治のまち歴史公園)

 ウに綱をつけず、自由に魚を捕まえさせる「放ち鵜飼」の見学会が2日、京都府宇治市莵道の「お茶と宇治のまち歴史公園」で始まった。観光客ら14人が鵜匠(うしょう)とウの絆で作り上げる漁の様子に見入っていた。

 放ち鵜飼は、2014年以降に人工ふ化で生まれたウ(愛称・ウッティー)とともに行う。育ての親である鵜匠との信頼関係を生かした漁で、名前を呼ぶことでウを呼び寄せて魚を捕る。国内で途絶えていた漁法を宇治川の鵜匠が復活させ、22年から一般向けの見学会を開いている。

 見学会では、鵜匠2人が、人工池に8羽のウを放った。ウたちは水中で懸命に魚を探し、ひもでくくられたのど元にためていった。鵜匠が「ウッティー、おいでー」と呼ぶと岸まで戻り、魚をはき出した。集まった人たちはカメラを構え、愛らしいウたちの姿に見入っていた。

 鵜匠の沢木万理子さん(50)による講演もあった。宇治川の鵜飼で用いられるウミウという種について「日本に生息するウの中で一番大きく、体力もある」と説明。これまでに生まれた12羽のウッティーの個性を相関図で示し「皆さんの『推しウッティー』を見つけて」と呼びかけた。

 9、15、22日にも実施する。申し込み締め切りは開催日の6日前まで。問い合わせは市観光協会0774(23)3353。

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