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「地元で開業したい人の受け皿に」JR駅前に貸しスペース 日替わりで弁当屋やレストラン、イベント会場に

京都新聞 / 2024年6月7日 15時39分

集いの場「ベラシティハウス」の前に立つ山川さんと看板犬の侘助(井手町井手)

 京都府井手町井手のJR玉水駅前に3月、新たな集いの場「ベラシティハウス」がオープンした。木のぬくもりを感じる平屋の貸しスペースに、日替わりで弁当屋が開き、週末には屋外レストランとなる。イベント会場としても活用し「地元の人が地元のために地元で活躍できる場所」を目指すという。

 新型コロナ禍で事業転換などを支援する国の補助金を使い、製材所だった建物を約170平方メートルの平屋に建て替えた。室内を木材販売所、キッチン、スタジオに区切り、外には屋根付きの飲食スペースを整備。約20台分の駐車場があり、キッチンカーも出店できる。

 複数の店が日替わりで営業するアイデアは地元住民の発案で、キッチンの整備にはクラウドファンディングで集めた資金も活用した。現在は3人が弁当屋やレストランを開く。スタジオは年単位などで貸し出し、ヨガやフラダンスの教室に利用されている。オーナーの山川知恵里さん(35)は「地元で開業したいが場所が見つからない人に協力できれば」と話す。

 近くには山川さんが経営する海外客向けのゲストハウスがあり、宿泊者が訪れることも。同町で理髪店を営む中嶋幸男さん(73)は「町民が一緒に食事を楽しめる場所ができた。欧州からの旅行者とも交流が生まれた」と笑顔だった。

 9日にはスペイン・バルセロナ出身の茶人を迎え、地元の和菓子や茶を屋外で楽しめる「野だて」を開く。予約優先。問い合わせは同ハウス0774(82)2025。

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