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殺害された保護司、「仕事長続きしない」悩み相談 容疑の男はSNSで不満投稿

京都新聞 / 2024年6月10日 11時26分

滋賀県警大津北署

 大津市の住宅で5月、保護司のレストラン経営新庄博志さん(60)が殺害された事件で、新庄さんが、立ち直り支援を担当していた無職飯塚紘平容疑者(35)=殺人容疑で逮捕=について「仕事が長続きしない」と周囲に相談していたことが10日、分かった。飯塚容疑者とみられるX(旧ツイッター)のアカウントには保護観察への不満をうかがわせる投稿があったことも判明。滋賀県警捜査本部(大津北署)は事件の動機や経緯を調べている。

 捜査本部は10日午前、飯塚容疑者を同容疑で送検した。

 飯塚容疑者はコンビニ強盗事件を起こし、2019年6月に大津地裁で保護観察付き執行猶予5年の有罪判決を受け、翌7月に確定した。新庄さんは保護観察が始まった同月から、保護司として容疑者の支援を担当していた。

 関係者によると、新庄さんは22年、罪を犯した人らの就労支援に取り組む大津市のNPO法人に「(飯塚容疑者の)就職先を見つけてほしい」と依頼。その際、支援員に仕事が続かないことを漏らしていた。法人が同市内の建設会社を紹介したが、飯塚容疑者は「きちんと仕事しているのに会社の評価に納得いかない」と話し、数カ月で退職したという。

 飯塚容疑者とみられるXの投稿には昨年、「保護って言葉はクセ者 保護観察とか~。全然保護しない」「保護って言葉は要注意ワード」などの記載があった。

 飯塚容疑者は、新庄さんを刃物で複数回突き刺して殺害したとして今月8日に殺人の疑いで逮捕された。「私はやっていない」と容疑を否認している。捜査本部によると、新庄さんは事件当日、同容疑者と自宅で面接する予定を入れていたという。

 新庄さんの遺体が発見された2日後の5月28日、飯塚容疑者は大津市内の路上でナイフを所持したとして銃刀法違反容疑で現行犯逮捕され、捜査本部が関連を捜査していた。

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