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ペットサロンで犬の歯石そうじ「獣医師以外は違法」50代の女性経営者を「全国初」書類送検

京都新聞 / 2024年6月11日 10時46分

京都府警本部

 獣医師免許を持たずに飼い犬の歯石を除去したとして、京都府警生活保安課と南署は11日、獣医師法違反の疑いで、京都市南区のドッグカフェ経営の女性(51)を書類送検した。ペットの歯石除去は診療行為に当たるが、府警によると近年、獣医師免許を持たずに施術するケースがあるという。同法違反の摘発は全国初とみられる。

 書類送検容疑は、2月16日、南区のドッグカフェで獣医師免許を持たずに、ペットの歯石除去に用いるフック状の専用器具「スケーラー」を使い、顧客の犬1匹に診療行為の歯石除去を行った疑い。

 飼い犬や猫の歯石除去は通常、施術中に暴れて口腔(こうくう)内が傷つかないように全身麻酔をかけ、獣医師によって行われる。農林水産省は今年1月、スケーラーを使用した施術について、獣医師以外が行うことは違法との見解を示した。

 府警によると、女性は交流サイト(SNS)を使い、麻酔でペットに負担をかけることを心配する飼い主らに向け、麻酔なしで歯石除去ができることをPR。月50匹ほどの施術を行い、年間約300万円を得ていたという。女性は「犯罪行為になることは理解していた」と容疑を認めているという。

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