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連日の列車運行トラブルでJR西日本が謝罪 機器の不具合や人的ミスが連続的に発生

京都新聞 / 2024年6月14日 19時12分

JR西日本

 JR京都線や琵琶湖線などで11日夕から12日午前にかけて起きた広範囲の輸送障害について、JR西日本は14日に大阪市内で記者会見し、トラブル内容を説明した。2日間にわたり、機器の不具合や人的ミスが連続的に起きていた状況が明らかになった。

 会見した同社近畿統括本部の三津野隆宏本部長は「大規模な輸送障害を連続して発生させてしまった。利用者に多大な迷惑をかけた」と謝罪した。

 輸送障害は、11日午後4時20分ごろ、JR京都線茨木(大阪府茨木市)―千里丘(摂津市)駅間で敦賀行き特急「サンダーバード」が揺れを検知した際に列車を緊急停止させる車両挙動検知装置が誤作動し、周囲の列車を緊急停止させる防護無線が発報されたために起きた。その後、乱れたダイヤを変更する運転整理端末にも不具合が起き、運行再開がさらに遅れる結果になったという。ダイヤ修復が追い付かない中、翌午前0時55分ごろ、JR向日町駅の信号トラブルが起き、列車が完全復旧したのは同3時20分だった。影響人員は約9万5000人だった。

 車両挙動検査装置が誤作動したのは、コネクターの接触部分の不具合が原因という。このためJR西日本は同装置を取り付けている全車両の総点検を14日から始めた。

 また、12日午前6時45分ごろには茨木駅の下り線外側で停車させた貨物列車の長さが規定をオーバーし、信号が赤のまま変わらなくなるトラブルがあった。誘導した指令員が車両の長さを誤解したことが原因という。この結果、後続の関西空港行き特急「はるか」が駅間停車し、乗客約120人は線路に降りて近くの踏切から摂津富田駅(高槻市)に徒歩で移動した。朝の通勤ラッシュを直撃し、影響人員は約12万5000人だった。

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