京都市伏見区で腹部切れた変死体、身元は68歳男性 無施錠の部屋荒らされず、知人女性が110番

男性の遺体が見つかったマンションに入る捜査関係者（23日午前11時17分、京都市伏見区深草西浦町）

　京都市伏見区のマンションで22日に腹部が切れた状態で死亡しているのが見つかった、住人とみられる人物の身元について、京都府警伏見署は23日、68歳の男性と発表した。同署は事件の可能性もあるとみて死因を調べている。

　同署によると、22日午後3時25分ごろ、30代の知人女性が同区深草西浦町のマンション一室を訪れ、「腹から血が出て、人が死んでいる」と110番した。すでに男性は死亡しており、上半身が裸の状態だったという。玄関ドアに鍵はかかっておらず、室内に荒らされた形跡はなかった。女性は男性と連絡がつかなかったため、部屋を訪れたという。

　マンション近くに住む男性は「（22日の）夕方くらいから規制線が張られて深夜になっても解かれず、何があったのか不安」と話していた。