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台風18号浸水被害「ポンプ停止が原因」 業者に11億円賠償命じる

京都新聞 / 2024年6月26日 19時53分

京都地裁

 2013年9月の台風18号通過時、京都市伏見区で広範囲に浸水被害が発生したのは、同区の小栗栖排水機場のポンプ停止が原因だったとして、京都市が当時の委託業者などを相手取り、約11億3100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、京都地裁であった。松山昇平裁判長は業者側の責任を認め、請求通りの賠償を命じた。

 市側は、浸水被害者や保険会社への保障など市が負担した経費の賠償を求めていた。ポンプの維持管理業務を委託されていたオグラロード・サービス(京都市右京区)側は、ポンプの停止は不慮の事故が重なったためで浸水被害との因果関係も不明だとして争っていた。

 判決によると、オグラロード社は、2人体制で行う運転監視業務を従業員が1人で行っていたところ、その従業員が眠り込み、約4時間にわたってポンプが停止した。松山裁判長は判決理由で、オグラロード社が交代要員を確保する義務に違反していたと指摘。当時の雨量やポンプの排水能力などから判断して、浸水被害はポンプの停止が原因だったと認定した。

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