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顔面540針縫う大けが乗り越えて五輪代表に 小学生に伝える「応援してくれる大人見つけて」

京都新聞 / 2024年6月30日 10時0分

自身の経験を語る石黒さん(滋賀県栗東市・葉山東小)

 交通事故による大けがを乗り越え、シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング=AS)で北京五輪に出場した石黒由美子さん(40)=京都府木津川市=が、滋賀県栗東市の葉山東小で講演した。石黒さんは「夢をあきらめない」をテーマに児童たちに語りかけた。

 石黒さんは、小学2年生の秋に車に乗っていたところ正面衝突事故に遭い、顔を540針、口の中を260針縫う大けがを負った。記憶喪失や顔面まひなどの後遺症に苦しみ、入院生活を送る中、テレビで見たASに魅了され、翌年競技を始めた。

 2004年のアテネ五輪出場を目標に練習に励んでいたが、落選。「私にはできないんじゃないか」と何度も心が折れる中、母親の「安心して進んでいこう。必ずたどり着くから大丈夫」の言葉に背中を押されたことを振り返った。4年後、北京への切符をつかんだ。

 講演の終わりに、「母がいなければここにも立っていない」と話し、「一人でいいので、本気で応援してくれる大人を見つけて」と呼びかけた。

 講演は、6年生のキャリア教育の一環で行われ、児童約80人が聞き入った。

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