「世界初の組み合わせ」希少楽器3種響くコンサート 京都府南丹市の奏者、地元で開催
京都新聞 / 2024年7月1日 6時0分
京都府南丹市在住の電気バイオリン「ヴァイパー」奏者と古楽器「ヴィオラ・ダ・ガンバ」奏者らが全国ツアーの一環で7月4日、京都府南丹市園部町の「ギャラリーカフェ道の途中」でコンサートを開く。アコーディオンに似た形の「バンドネオン」の演奏家も加わり、希少な楽器3種による「ここでしか聴けない」響きを味わえる。
ヴァイパーの大城敦博さん=京都府南丹市八木町=、ガンバの中野潔子さん=京都府南丹市美山町=が、バンドネオンの金子マイトさん=東京都=と、3月から年末まで全国を公演で巡っている。
大城さんの出身地・沖縄の風土を表現する独自ジャンル「琉球ヴァイオリン」の曲に加え、バンドネオンが得意とするアルゼンチンタンゴも演奏する。
京都府南丹市の2人は共演を重ねるが、奏者が少ないバンドネオンとは初めて。広い音域を自由自在に奏でるヴァイパー、素朴な音色のガンバ、歯切れが良い一方で憂いを帯びるバンドネオンの三者が入れ替わりながら、主旋律やソロを弾いていく。
大城さんは「珍しい楽器なので、世界初の組み合わせでは。音色の融合を楽しんでほしい」と話している。
4日夜7時開演。5、7日は京都市内で催す。前売り3500円、当日4千円。予約は事務局090(2012)8936。
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