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眼前には絵のように切り取った日本海 絶景眺め味わう「へしこ」に大満足 京都の古民家カフェ

京都新聞 / 2024年5月26日 6時30分

食事をしながら、松に覆われた城嶋や日本海の景色を楽しめる店舗(京丹後市丹後町間人・cafe東瀛)

 松の木に覆われ、釣りのスポットとして親しまれる周囲約4キロの小島「城嶋」や青々と広がる日本海の景色が目の前に迫る。店舗窓側のカウンター席に座り、額縁に収められた絵のような眺めを楽しみながら食べる定食やスイーツの味は格別だ。

 腕を振るうのは、大阪府枚方市から京都府京丹後市に移住した店主の浅野道子さん。カフェを開こうと約40年間、手料理で家族や友人の反応や喜ぶ表情を見ながら研究を重ねた。

 お薦めメニューの一つが、市内の鮮魚店で作られたサバへしこを使った定食「へしこ御膳(ごぜん)」(1200円)。ほどよい塩加減の切り身を遠火でじっくりと焼き上げた一品で、ふっくらとした食感だ。京丹後産米と久美浜産大豆の「豆ご飯」、近くで採れた山菜のあえ物、タケノコのすまし汁といった日替わりメニューが加わる。

 スイーツは、久美浜産の小豆を炊き上げた上品で控えめな甘さの自家製あんこを添えたアイスクリームや抹茶ケーキなどがある。

 同市間人の中国料理店「火山」を経営する中江毅さん(67)が、長く空き家だった築100年超の古民家を買い取って改修し、山海の食材が豊富な丹後にあこがれていた浅野さんを店主に迎えて昨年11月にオープンした。

 店名は、古代中国で不老不死の仙人が住んでいたとされる伝説の島に由来するといい、中国史好きの中江さんが名付けた。浅野さんは「眺めもごちそうと、言ってくれるお客さんもいる。憩いの場として活用してくれれば」と話す。

     ◇

 cafe東瀛  京丹後市丹後町間人2965。営業は午前11時半~午後6時(オーダーストップ午後5時半)。火、水曜定休。問い合わせは0772(75)0117。電話受付は営業日の午後3~8時。

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