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標高の高い川、源流近くにしかいない15センチの小さな体 「ヒダサンショウウオ」見つけた

京都新聞 / 2024年7月5日 7時0分

川の源流でヒダサンショウウオの幼生を探す子どもたち(京都府亀岡市畑野町土ケ畑)

 京都府亀岡市畑野町土ケ畑で、地域にいる希少な生き物について学ぶ催しがあった。地元の大路次川の源流では、府が定める準絶滅危惧種ヒダサンショウウオを見つけるなど、貴重な生態系に触れた。

 ヒダサンショウウオは、標高の高い川の源流近くにしか生息していない。亀岡市畑野町や京都府南丹市園部町南部で確認されている。

 春に産卵し、親は山に入るため、夏はふ化した幼生だけが源流で見られる。大きくなっても15センチほどにしかならないという。

 催しは「土ケ畑の自然を守る会」が6月22日に開催。親子連れら30人が渓流に入り、注意深く網を入れると、体長10センチほどの幼生がかかった。育親(いくしん)学園3年の女子児童(8)は「のそのそ泳いでいて、かわいい」。

 亀岡市の自然体験活動アドバイザー仲田丞治(じょうじ)さん(68)は「幼生がいるということは川がきれいで世代交代して種が守られている」と教えた。1円玉より小さい希少なハッチョウトンボが土ケ畑にいることも紹介していた。

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