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コロナワクチン拒否の職員を隔離するハラスメント 消防本部の50代司令長を懲戒処分

京都新聞 / 2024年7月8日 19時22分

【資料写真】甲賀広域行政組合消防本部

 甲賀広域行政組合消防本部(甲賀消防、滋賀県甲賀市)が新型コロナワクチン未接種を理由に職員を業務区分した問題を巡り、同組合は8日、消防本部勤務の50代男性消防司令長を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 同組合によると、司令長は、2021年4月、ワクチン接種を拒否した職員に対し、「受けた方がいい」と数度にわたり面談し要請。同5月から8月にかけ、同職員を隔離した場所で勤務させる業務区分案を提案し、全職員へ周知して精神的な苦痛を与えた。職員はその後退職した。

 このほか、司令長が接種要請を行っていたことを把握していなかったとして、上司だった50代の男性消防監を訓告処分とした。

 会見で川島辰道消防長は「一部職員の処分をもって全ての問題が払拭(ふっしょく)できたとは考えられず、誰もが働きやすい風通しの良い職場環境の醸成に向け組織一丸となって取り組んでいく」と謝罪した。

 甲賀消防のハラスメントの問題を巡っては今年3月、当時の消防長と消防次長が停職の懲戒処分を受けている。

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