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滋賀の「クセ強」名物グルメ、30年ぶり大調査 県民人気の食べ方は「お茶漬け」「酒のつまみ」

京都新聞 / 2024年5月30日 17時0分

「近江のナレズシ県民大調査」に携わった琵琶湖博物館のフィールドレポーターら(草津市)=同館提供

 ふなずしに代表される滋賀県の「近江のなれずし製造技術」が国の登録無形民俗文化財になったことを受け、琵琶湖博物館(滋賀県草津市)が2023年度実施した「近江のナレズシ県民大調査」の結果がまとまった。県民の4分の3が食べた経験があることが分かり、6月1日に調査に携わった県民の調査員が分析して成果を発表した。

 なれずしは、魚を塩と米などのでんぷんで漬け込み乳酸発酵させた湖国を代表する食品だ。一方、なれずしの県内外での消費や生産の実態は約30年前に県庁職員の有志が行った記録が残っているのみだった。

 最新の実態を把握しようと、同館が設ける県民の調査員「フィールドレポーター(FR)」が主体となり、昨年11月から約2カ月間行った。県職員や同館の来館者、龍谷大の学生、県内外の在住者ら2893人から回答を得た。

 「ふなずしを食べたことがあるか」との設問に対しては、県在住者の75%が食べた経験があると回答。1992年の調査から1割減少した。一方、ふなずしを家で漬ける人は県在住者で食べたことのある13%で、92年の調査とほとんど差がなかったという。「一番おいしいと思う食べ方は」との問いには「お茶漬けにして食べる」「お酒のつまみにしている」など多様な回答が寄せられたという。調査を担当した琵琶湖博物館の橋本道範学芸員は「ふなずしを食べる文化は残っており、お酒と一緒に食べるなど新しい文化が育っている」と話す。

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