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「おーきの島までおーくろや」 たいまつの火で稲の害虫払う伝統行事 京都・舞鶴

京都新聞 / 2024年7月9日 14時54分

大小のたいまつを手に地区内を練り歩く地元住民や子どもたち(舞鶴市多門院)

 稲の害虫を追い払う伝統行事「稲の虫送り」が6日夜、京都府舞鶴市の多門院地区であった。地元住民ら約70人がたいまつを手に地区を練り歩き、田園風景が炎に照らされた。

 同地区では昔から虫送りが行われていたが、1953年の台風被害で途絶。2013年に地区の老人会が復活させ、以降は7月初旬の恒例行事となっている。この日は、子ども連れなど地元住民のほか、同地区を走る舞鶴若狭自動車道の工事関係者も参加した。

 一行は、日の入り前の午後7時にたいまつに火をともして出発。かねに合わせて「いーねのむーし、おーくろや。ひょーたんたたいて、おーきの島までおーくろや」と声を合わせながら、祖母谷川沿いを1時間半近く進んだ。だんだんと日が暮れ、田んぼの間のあぜ道に数十の炎が揺らめいた。

 新舞鶴小4年の児童(9)は「普段、火に近づくことがないので、熱くて大変だったけれど楽しかった」と笑顔だった。

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