野球指導の中学生殴り包丁突き付けた疑い 逮捕の43歳指導者、酒に酔い夜を徹して犯行か

滋賀県警近江八幡署

　滋賀県近江八幡市の野球チームで指導する中学生を合宿中に殴り、包丁を突き付けたとされる事件で、傷害や暴行などの疑いで逮捕された同市の野球指導者の男（43）が事件当時、酒に酔っていた可能性があることが10日、滋賀県警近江八幡署への取材で分かった。同署は男を同日送検した。

　同署によると、市内のスポーツ施設で合宿中だった5月11日夜、「（容疑者が夕食時に）酒を飲んでいた」と、食事会場に居合わせた人が証言したという。

　男は1泊2日の合宿でコーチを務めており、夕食後、中学生の男子選手2人を食事会場に残して、昼間の練習のプレーや態度など全般に関して指導を始めた。2人への暴行や脅迫は少なくとも午後11時ごろから翌日午前5時ごろにかけて行われたといい、同署は、男が指導後に夜を徹して犯行に及んだとみて、詳しい経緯を調べている。

　男は容疑を否認しているという。