「いつか故郷で音楽イベントを」 京都発の兄弟バンド、音楽の原点は留学生との出会いだった
京都新聞 / 2024年7月19日 7時0分
伸びやかで高めな弟の歌声。ブレない兄の低音。ぴたりと合わさり、青空の下に響く。京都府京丹波町発の兄弟バンド「山内ブラザーズ」を名乗り、町内や各地のイベントに出演。アコースティックギターの音色にカホンのリズムをきかせ、オリジナルからカバーまで多彩な楽曲で盛り上げる。
山内善千夏(やまうち・よしちか)さん(21) と幸宗(ゆきむね)さん(19)。2人が音楽の魅力に引き付けられたのは10年前。自宅にホームステイしていたオーストラリアからの留学生が、自前のギターでオリジナル曲を披露してくれた。生の弾き語りに触れ「音楽の存在、奏でる面白さに気付いた」と振り返る。
偶然にも、数年後にやってきた別の留学生もギター経験者だった。彼のすすめで、当時9歳だった弟・幸宗さんは初めて自分のギターを手にし、その後は独学で腕を磨いた。
そんな様子を見ていた兄・善千夏さんも「自分も楽器がやりたい」と思いを募らせた。和知地域の伝統芸能「和知太鼓」で培ったリズム感を生かし、11歳でドラムを始めた。
応援してくれる両親や、知人のアーティストからの後押しで、2016年、地元の音楽イベント「和音祭」でデビュー。リズム遊びをもとにしたオリジナル曲「めんたいこ」は、自分たちの想像を超える盛り上がりとなった。
周囲からは「小中学生なのにすごい」と褒められ、初期はイベントに出ることが目標だった。だが年齢を重ね、部活や同好会などそれぞれ違う環境で経験を積む中で、互いに「聴く人の心に響く音楽を作ろう」との共通認識が生まれた。
「いつか京丹波で新しい音楽イベントを企画したい」と真剣に語る善千夏さんに対し、「それ、めっちゃええやん」と明るく応じる幸宗さん。
周囲に支えられる側から、今度は自分たちが支える側へ。音楽で地域を盛り上げようと、若い力がふつふつとわき起こり始めている
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