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「とにかく夢中でした」AEDで電気ショック ダイハツ工業の社員が人命救助

京都新聞 / 2024年7月19日 16時0分

迅速で的確な救命措置をしたとして表彰を受けた(前列左から)時田さん、岡本さん、天野さん=滋賀県近江八幡市・近江八幡消防署

 滋賀県竜王町山之上のダイハツ工業滋賀(竜王)工場で、急病により心肺停止した従業員の命を救ったとして、近江八幡消防署は5日、男性社員3人に表彰状を贈った。

 表彰されたのは時田真也さん(53)、岡本祐樹さん(48)、天野聖(さとし)さん(46)。いずれも、エンジンなどを製造する第1地区で、生産設備の保全などを担当している。

 5月13日の夕方、時田さんが場内で40代男性従業員があおむけに倒れているのを発見。意識、呼吸がなかったことから大声で助けを呼び、すぐに胸骨圧迫を始めた。岡本さんが119番。天野さんがAEDを持ち寄り、電気ショックを加えると脈拍が戻った。間もなく、救急車とドクターヘリで搬送された。

 男性は5月末に退院し、復職できたという。時田さん、天野さんは救急救命士による普通救命講習を社内で受けていた。時田さんは「何をしていいか分からなかったけど、講習で『まずは圧迫を』と習ったので、すぐ始められた。とにかく夢中でした」と振り返った。天野さんも「『恐れずに電気ショックを』と聞いていたのでちゅうちょせずにできた。助かってくれてホッとしている」と話した。

 同社によると、滋賀(竜王)工場では30年以上前から救命講習を実施。従業員約4900人に対し年間約100人に受講させているという。

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