【速報】シュレッダーで捜査書類破棄 容疑で京都府警警察官3人書類送検

京都府警本部

　捜査書類をシュレッダーで破棄したとして、京都府警が公文書毀棄の疑いで、宇治署の50代男性警部と40代男性巡査部長、20代男性巡査を書類送検したことが25日、府警への取材で分かった。書類送検は11日付。府警は同日付で、巡査部長を本部長注意、他2人を所属長注意の内部処分にした。

　3人の書類送検容疑は、共謀し、今年3月下旬～4月上旬、交通事故の実況見分調書22枚のうち、事故現場の見取り図など3枚をシュレッダーで裁断し、公文書を破棄した疑い。3人は容疑を認めている。

　府警によると、調書の訂正が必要な場合は訂正報告書を作成しなければならないが、巡査部長らは3枚を再作成した上で原本を破棄したという。警部は適切な指導を怠った。

　府警監察官室は「職員に対し、公文書の作成、取り扱いに関する基本を徹底させる」としている。