日々の暮らし楽しめる器を 琵琶湖や光を題材にガラス作家、帰郷後初の個展
京都新聞 / 2024年7月25日 15時20分
滋賀県高島市在住のガラス作家サブロウ(本名・中田光彦)さん(47)が故郷の滋賀に戻って初めての個展を、大津市北比良のギャラリーサラで開いている。琵琶湖や水面をモチーフとするモザイク状のガラスの器や花器など従来の作品に加え、シェード(傘)に何層ものガラスを重ねたペンダントライトなど新作にも挑んだ。「滋賀に居を構え、やりたいことが増えて実験室のようになった工房で生まれた作品を見ていただきたい」と話している。
サブロウさんは滋賀県大津市出身。ドイツで働いていたとき、ガラスブロックで建てられたベルリンのカイザーヴィルヘルム教会を訪ねて感銘を受け、ガラス作家になろうと決意。富山ガラス造形研究所で学んだ。22年間暮らした富山から、2022年に高島市へ。工房を構え、制作が体験できるスペースも設けた。神通硝子製作所として、妻の祐季さん(49)と運営している。
水と光をテーマに、日々の暮らしを楽しめる器をめざしてきた。電気窯を使うキルンワークという技法で、透明な板ガラスを細かいパーツに切り分けてパズルのように並べ、隙間に粉状の色ガラスを詰めて溶着、それを型に載せて焼成し仕上げる。滋賀では、吹きガラスの装置も導入した。
ゆらゆらした波紋のような「あふみ」と名付けたシリーズや内に気泡を閉じ込めた薄氷のような「しゃりしゃり」の皿やコップ、花器、照明器具など約400点を展示している。サブロウさんは「眼前に琵琶湖、背後に山があり、水田が広がる湖西の地が好きで、この地で制作し体験教室も催しながら、その魅力を多くの人に伝えていきたい」と話している。8月4日まで。午前11時~午後5時。月・火曜休み。
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