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「しっぽはない」京都の児童がチンパンジーと人間の共通点と違い学ぶ

京都新聞 / 2024年7月26日 15時0分

チンパンジー研究での個体識別を模した神経衰弱ゲームで盛り上がる児童たち(京都府城陽市富野・富野小)

 人間に最も近い動物とされるチンパンジーをテーマにした授業が、京都府城陽市の富野小であった。児童たちはチンパンジーの豊かな表情や行動を捉えた写真と映像から、人間との共通点や相違点を学んだ。

 同小が府教育委員会の事業を活用し、京都大野生動物研究センターの平田聡教授を招いた。3年生約60人が興味津々で授業に聞き入った。

 平田教授はチンパンジーの特徴について「足で物をつかめる」「しっぽはない」と説明。人間と同じで喜怒哀楽の表情があることや、鏡の仕組みを理解していることなどを挙げた。一方、チンパンジーの親子や仲間の行動を収めた動画の紹介では「仲間に教えたり相談したりできる人間の方が協力が得意」と強調した。

 さらに、研究者がチンパンジー1頭ずつを見分ける「個体識別」を体験してもらおうと、チンパンジーの顔が印刷されたカードで神経衰弱ゲームを行った。児童たちは「髪の毛の量が違う」「やっとそろった」と大盛り上がりした。

 児童(8)は「チンパンジーと人間は顔が似ているところが面白かった」と話した。

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