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「信頼していた」教諭が 勤務先の女子中学生2人にわいせつ行為 「悪質で常習」実刑判決

京都新聞 / 2024年8月5日 18時48分

京都地裁

 勤務する中学校の女子生徒2人にわいせつな行為を繰り返したとして、不同意性交や児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪に問われた被告の男の判決公判が、5日、京都地裁であった。増田啓祐裁判長は「教師という優越的な立場を利用した。刑事責任は誠に重い」として懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、被告は昨年10~12月、当時13歳と14歳の生徒が16歳未満と知りながら、それぞれ3回、ホテルなどでわいせつな行為をし、一部を撮影して児童ポルノを製造するなどした。増田裁判長は判決理由で、「保護者や学校関係者に発覚しないよう時間や場所を選定するなど悪質で常習性もみられる。真摯(しんし)な交際から出たものではない」とし、「被害者らは信頼していた教師から多大な精神的苦痛が生じる被害を受けた」と非難した。

 被害者の特定を避けるため、被告の氏名などを秘匿して審理された。府教委関係者によると事件当時は府内の学校の教諭で、発覚を受け懲戒免職となった。

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