「町内で生のジャズ聴けた」 地元出身の音楽家ら3人が図書館朗読会で演奏 京都府京丹波町

図書館スタッフの朗読に合わせ、ジャズのメロディーを奏でるアーティストたち（京都府京丹波町役場）

　地元出身の音楽家によるジャズの生演奏と文学作品の朗読を楽しむ京丹波町図書館（京都府京丹波町）主催のイベント「Jazzと朗読のゆうべ」が町役場の交流ラウンジこだちで開かれた。

　瑞穂地域出身のジャズ奏者谷田幸郎さんら3人の演奏家が7月26日に出演。地域住民ら120人が集まった。

　3人は図書館スタッフによる朗読に合わせ、コントラバスやバイオリン、キーボードなどで落ち着いたジャズ演奏を披露。宮沢賢治「双子の星」の朗読にはロベルト・シューマン「トロイメライ」を合わせ、幻想的な物語の雰囲気を高めた。

　映画「サウンド・オブ・ミュージック」の「My　Favorite　Things」や、MISIAの「Everything」の演奏もあった。

　家族や友人と訪れた女性（84）＝同町＝は「町内でジャズを生で聴く機会は無いので素晴らしかった。今後は歌の生演奏も聞いてみたい」と楽しんでいた。