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「被災地考える機会に」視力失った作家が能登半島地震支援展 被災体験や輪島塗漆器紹介も

京都新聞 / 2024年8月7日 15時30分

能登半島地震の被災地支援のための作品展を開く山下泰三さん(左から2番目)と家族、支援者=京都市西京区

 50代で視力を失い、童話や詩を創作している京都市西京区の男性が、能登半島地震で被災した地域の復興を支援する作品展や朗読会を8月5~8日に、NTT西日本三条コラボレーションプラザ(中京区烏丸通三条上ル)で開く。

 山下泰三さん(76)。40代で網膜色素変性症を患い、54歳で失明した。ふさぎ込んでいた時期もあったが、馬とのふれ合いで生きる希望を取り戻した。これまでに「五条一馬」の作家名で50作以上の童話や詩を創作している。

 イベントでは会場に募金箱を設置して支援を呼びかけるほか、山下さんの妻が手作業で製本した童話の絵本13作品も展示する。山下さんの長女野々村理恵さん(48)が描いた筆文字の作品や、元同僚が描いた色鉛筆画なども含め計60品が並ぶ。チャリティーグッズの売り上げの一部は義援金として被災地に寄付する予定。期間中には童話の朗読会や、石川県輪島市出身で帰省中に被災した女性の体験談や、輪島塗漆器や箸の紹介コーナーもある。

 山下さんは「半年以上が過ぎ、能登半島地震に関するニュースも少なくなっている。被災地のことを考えてもらうきっかけにしたい」と話す。午前10時半~午後4時。

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