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海をまたいだコラボ浄瑠璃 中学生たちの伝統芸能に観客は涙した 京都・京丹波

京都新聞 / 2024年8月9日 6時0分

「長老越節義之誉」を披露する和知中の生徒たち(京丹波町坂原・道の駅「和」伝統芸能常設館)

 京都府京丹波町の伝統芸能「和知人形浄瑠璃」に取り組む和知中の生徒が、人形浄瑠璃の盛んな兵庫県南あわじ市の中学生と京丹波町内で交流した。得意演目を互いに披露し、郷土芸能に理解を深めた。

 和知中と三原中(南あわじ市)が2017年に交流を始めた。今回は南淡中(同市)も加わり、3校の生徒や教員ら50人が集まった。

 京丹波町坂原の道の駅「和」伝統芸能常設館で7月26日にあった交流公演会では、南あわじの2校による三味線の連れ弾きで開幕した。

 三原中は、武家の娘と若武者が互いに思い合いながらすれ違う悲恋の「生写朝顔日記」を、南淡中は安珍清姫伝説を基に少女が蛇体となって川を渡る「日高川入相花王」を演じた。

 和知中は江戸時代の地元の伝承を題材にした「長老越節義之誉」を演じた。亡夫に代わって村の窮状を直訴すると決意し、幼子を連れて家を出る女性の姿に、涙を浮かべる観客もいた。

 和知中3年の生徒(15)は「2校とも人形の動きが細かく、語りや三味線もクオリティーが高かった。良い技術は自分たちも学びたい」と意欲を高めていた。

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