「時間かかっても自分でやることが一番いい」46歳で若年性認知症と診断された男性、心境語る
京都新聞 / 2024年8月10日 12時0分
「認知症とともに生きる」をテーマにした講演会が、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまであった。若年性アルツハイマー型認知症で府認知症応援大使の下坂厚さん(51)=京都市=が、診断直後の心境や現在の生活などについて語った。
下坂さんは20代に写真家として活動した後、鮮魚店に二十数年勤務。2019年に仲間と鮮魚販売の会社を立ち上げた。仕事で約束を忘れたり、数え間違えをしたりするようになって通院したところ、46歳で認知症と診断された。
講演会では「退職後、誰とも会いたくないと引きこもった。支援者の縁で福祉施設に再就職したことが転機になった」と振り返った
認知症との付き合い方について「道に迷ったり簡単な計算が難しくなったりするが、スマホを使うとか人の力を借りるなど工夫ができる。時間がかかっても自分でやることが一番いいのかなあと思う」と話した。
この日は「もっと知ろう認知症~他人ごとから自分のことに」と題し、ふくちやま協立診療所看護師長の古高惠子さんによる講演もあった。
講演会は、福知山市認知症予防の会が主催し、市民ら約130人が参加。下坂さんの写真作品も会場に展示された。
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