トライアスロン大会の前に「川をきれいに」 運営に携わる男性、地元住民らと清掃活動
京都新聞 / 2024年8月16日 7時0分
佐々木政治(ささき・まさじ)さん(52)=京都府亀岡市=は、汗ばむ日差しの中、大堰川の川辺に流れ着いたペットボトルや空き缶を拾い集める。ポリ袋10袋以上のごみが集まった。
7月7日にあった「京都丹波トライアスロン大会in南丹」を前に、大会関係者で清掃活動を4月から毎月続けた。
「会場で長年使わせてもらっている。少しでも川をきれいにできれば」。大会は今年で10回目。スローガンを「次世代に残そう! きれいな水辺 大堰川!」と決めた。感謝を清掃という形で表した。
2015年の第1回大会から運営に携わる。今回も競技運営部門の責任者を務めた。
大学時代はアメリカンフットボールに精を出した。大学4年の時に一念発起し、世界で最も過酷なレースとされるサハラ砂漠マラソンに参加。1週間で250キロを走破した。
「脱水状態ながらも、なんとか完走しました」。雄大な自然に包まれ、己の限界を超える達成感を味わった。
困難に立ち向かう快感から、トライアスロンにもはまる。1998年に初レースに挑んだ。大阪府箕面市の職員をしながら、これまで20大会に出場した。
2006年には自宅のある亀岡市で保津川トライアスロン倶楽部を立ち上げた。3年前から大堰川の清掃に地元住民らと携わり、環境意識が高まった。
冒頭の活動には続きがある。河川環境を研究する同志社大の原田禎夫准教授の協力を得て、大会後にごみの量を初測定した。参加者に手渡す紙コップ、飲食ブースからのプラスチック容器…。多くのごみが集まった。秋までに種別に数値化。大会ホームページで発信し、参加者にマイボトル活用などごみ削減を呼びかける。
「大会に関わる人が『来年はもっとごみを減らそう』と、より環境への意識を持ってもらえるようにしたい」
川がきれいになれば、競技者だけでなく、地元も喜ぶ。地道な循環を通じて、持続可能な大会を目指す。
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