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枝葉やコケ、花を使い古木を本物の松のように 氏子らが神社に「立花」奉納 「左右対称に仕上げた」

京都新聞 / 2024年8月22日 8時0分

京都府亀岡市

 京都府亀岡市大井町の大井神社でこのほど、「花祭(はなまつり)」が営まれた。松の枝葉やコケ、花などを古木に取り付けて、本物の松のように飾った「立花(りっか)」が氏子らによって奉納され、参拝者が美しさに見とれていた。

 立花は、室町時代に発展した座敷飾りの立て花や、仏に供える仏花が由来とされる。同神社では、少なくとも江戸時代初期には氏子による奉納が行われていたと伝わる。毎年この日に営まれ、行事は府無形民俗文化財に指定されている。

 拝殿に6地区がそれぞれ一対を作った計12鉢と、天満宮社に1鉢が供えられた。神前に供える役は、小金岐区が7年ぶりに務めた。垂直にさした竹には穴を空けて花を生け、梅の葉も飾り付けた。

 氏子総代の男性(75)は「できる限り左右対称になるように仕上げた。正解はないので、過去の写真を見ながら作った」と語った。

 午後6時ごろから本殿祭があり、住民の代表が地域の安寧を願った。「大井盆踊り大会」もあり、大井音頭や亀岡音頭などを踊ってにぎわった。

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