台風10号「強い勢力」で近畿地方に接近か 京都府に直撃可能性も、最接近の見通しは

京都地方気象台

　気象庁によると、台風10号は23日午後3時現在、日本の南のマリアナ諸島付近を北へ進んでいる。今後北上を続け、27日～28日頃に本州に最接近するとみられ、近畿地方を直撃する恐れもある。

　気象庁によると、台風10号は23日午後3時現在、マリアナ諸島にあり、北へゆっくり進んでいる。中心付近の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。

　予想進路はまだ幅が大きいが、予報円の中心を進んだ場合、暴風域をともなって近畿地方を直撃する可能性もある。前日22日よりも発達する予想となり、「強い勢力」で本州に上陸するとみられる。最大瞬間風速は60メートルに達する恐れがある。

　京都地方気象台によると、京都府への最接近は今のところ27日夜～28日午前中とみられ、雨風とも強まる見通し。予報円の中心を進んだ場合、京都府の東側を北上するが、予報円の西寄りを進んだ場合は京都府直撃の可能性もあるため、厳重な警戒が必要になる。

　進路予想にはまだ幅があるため、最新の気象情報に注意することが求められる。