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京都新聞社の「京アニ事件報道」に新聞協会賞 「犯罪史に残る大事件を多角的に取材」と評価

京都新聞 / 2024年9月4日 17時30分

新聞協会賞を受賞した京都アニメーション放火殺人事件の連載「理由」と公判報道の紙面

 日本新聞協会は4日、2024年度の新聞協会賞を、京都新聞社の「京都アニメーション放火殺人事件連載企画『理由』と公判報道」(代表・報道部社会担当部長 渋谷哲也)など6作品に贈ると発表した。編集部門での本紙の受賞は18年ぶり。10月16日に秋田市で開催される第77回新聞大会で表彰される。

 本紙は、36人が死亡、32人が重軽傷を負った京アニ事件の被告の裁判が昨年9月、京都地裁で開かれるのを受け、なぜ被告は凶行に及び、社会は惨劇を防げなかったのか、という問いにシリーズ連載で向き合った。また全23回の公判全ての翌日付朝刊に特設ページを設けるなどして詳報を載せ、事件の記録に努めた。

 本紙が受賞した企画部門には34社から41作品の応募があった。選考では「日本の犯罪史に残る大事件を非常に丁寧かつ多角的に取材し『残そう』とする強い意欲を感じた。無差別に人を殺傷する事件が起きる背景を見事に描き出し、遺族の心情や犯罪被害者の実情、死刑制度の是非にも踏み込んだ。記録性も高い」などと評価された。

 他の受賞作品は次の通り。

 「自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道」(朝日新聞社)▽「福祉事業会社『恵』の不正に関するスクープと、一連の報道」(中日新聞社)▽「能登半島地震『珠洲市街地に押し寄せる津波、輪島朝市通り炎上』のスクープ写真」(北國新聞社)▽「連載企画『里へ 人と自然のものがたり』」(神戸新聞社)▽「OSINTと3D表現技術による新たなデジタル報道手法の開拓」(日本経済新聞社)

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