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京都の名門中学校元教諭が「山に囲まれたまち」へ移住 30歳で地域おこし隊員に、観光推進へ意欲

京都新聞 / 2024年9月8日 12時0分

地域おこし協力隊の委嘱状を受け取る土井さん(南丹市役所)

 京都府南丹市の地域おこし協力隊員として、元同志社中社会科教諭の土井辰郎さん(30)が今月着任した。南丹市全体の観光推進を担う。市役所で委嘱状を受け取り、「自然を生かした農泊などを通じて、若い人や外国人観光客に南丹を知ってもらいたい」と意欲を語った。

 美山かやぶきの里や日吉ダムなど、南丹市の旧4町(園部・八木・日吉・美山)の魅力を一体となって発信できる人材を、市が今夏に募っていた。

 土井さんは教諭時代、生徒を連れて大分で民泊した際、地元の文化や自然に触れる体験に魅せられたという。

 これまで住んでいた京都市中心部には外国人観光客が多く訪れるが、「南丹は山に囲まれ、人と人の距離の近い。市内にない魅力がある」と信じる。

 任期は最長3年。同市園部町内に住むという。

 南丹市の地域おこし協力隊員は現在、計5人が委嘱を受けており、定住促進や地域情報の発信などの活動をしている。

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