老朽化の保育所、移転前に「さよならイベント」 京都・亀岡

親や卒園生らと一緒にダンスする園児たち（亀岡市保津町・保津保育所）

　来春に新園舎に移転する亀岡市保津町の保津保育所で7日、「さよならイベント」が開かれた。親子でダンスをしたり、感謝のメッセージを書いたりして、残り半年を切った園舎での思い出を作った。

　1980年度に開園した同園は老朽化が進み、園庭が手狭く、送迎用の駐車場がないといった課題もあった。来年3月に保津文化センターの隣接地に移転後、2025年度から認定こども園「保津こども園」に移行する。

　イベントは保護者会が企画し、在園児39人や親、卒園生も参加した。ダンスはYOASOBI（ヨアソビ）の人気曲「アイドル」に合わせ、子どもたちが手足をダイナミックに動かし踊っていた。

　園に向けた感謝のメッセージは、模造紙と段ボール紙で作った「ありがとうの木」にそれぞれ貼り付けた。全員で園庭に「HOZU」の人文字を作り、ドローンで上空から撮影した。

　松本実ちゃん（5）は「ブランコに乗って、ぶらんぶらんするのが好き」、廣瀬祐夏ちゃん（6）は「新しい園を早く見たい。楽しみ」と話していた。〓（南真臣）〓