3歳長男暴行死の母に懲役4年判決 「日常的に暴行繰り返す」 京都地裁

京都新聞 / 2020年8月4日 16時37分

京都地裁

 当時3歳の長男に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた無職の女(23)の裁判員裁判の判決公判が4日、京都地裁であった。入子光臣裁判長は「動機は身勝手で結果は重大」として懲役4年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

 判決によると、2018年12月5日、京都市右京区の自宅で、3人の子どもが泣きやまないことにいらだちを募らせ、長男=当時(3)=を突き飛ばして後頭部を何らかの物に打ち付けさせ、急性硬膜下血腫の傷害を負わせて死なせた。

 判決理由で入子裁判長は、被告が長男の両肩を3回にわたって思い切り突き飛ばしたことについて、「痛めつける意図があったとはいえないが、執拗(しつよう)で危険性が高い。日常的に暴力を繰り返しており、偶発的とはいえない」と指摘した。

 弁護側は育児や苦しい経済状況、元夫の暴力からストレスを重ねたなどとして執行猶予付きの判決を求めたが、入子裁判長は「同情できる点も少なくないが、親族や公的機関に相談するなど本件を回避する手段をとっていない。そこには長男への暴力が発覚するのを避ける自己保身の気持ちも影響していた」と判断した。

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