林真須美死刑囚が真宗大谷派を提訴 「絵画無断使用で精神的苦痛」300万円損賠求め

京都新聞 / 2020年9月10日 19時53分

京都地裁

 和歌山毒物カレー事件で殺人などの罪で死刑が確定した林真須美死刑囚が自身の絵画作品を無断で使用されたなどとして、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)に300万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こしたことが10日分かった。提訴は6月12日付。

 訴状などによると、2013年12月から14年1月にかけて真宗大谷派解放運動推進本部が主催して東本願寺の参拝接待所で開いた死刑囚の作品展「いのちの表現展」において、チラシや会場で自身の絵画作品を無断使用されたほか、作品名「国家殺人」を「国家と殺人」に改変され、精神的苦痛を負ったと主張している。

 「いのちの表現展」の展示作品は、死刑囚らが応募して東京都で毎年開催されている「死刑囚表現展」の出展作品で構成している。死刑囚表現展を主催する「死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金」は、「作品の所有権は基金が持つことや、死刑廃止運動に役立てるために貸し出すこともあると募集要項に明記している」とする。真宗大谷派は「所有者の許可を得て適法に借用および使用した」とコメントした。

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