滋賀県の観光客5年連続で最多 ラ・コリーナが施設1位、「スカーレット」効果も 

京都新聞 / 2020年9月30日 11時15分

ラ・コリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市)

 滋賀県は、2019年の県観光入込客統計調査の結果をこのほど発表した。県内を訪れた延べ観光客数は5403万人と対前年比2・9%増となり、5年連続で過去最多を更新した。最も集客した施設はラ・コリーナ近江八幡(近江八幡市)、次いで黒壁ガラス館(長浜市)で、いずれも4年連続の1位、2位となった。

 県は、今年は新型コロナウイルス禍で観光客が各地域で大幅減に転じると予想している。
 19年の延べ観光客数は前年比149万人増(1万人未満切り捨て)。内訳は、日帰り客が4995万人で前年比2・9%増、宿泊客が408万人で同2・2%増。外国人は67万人と11・6%増え、日帰りが32万人と31%増える一方、宿泊客が34万人と2・4%減った。


 延べ観光客数を地域別にみると、NHK連続テレビ小説「スカーレット」放送などでメディア露出が増えた甲賀地域(甲賀市、湖南市)が424万人と前年比8・7%の大幅増。一方で最多を占める大津市は1290万人と前年比2・5%減った。


 施設別では、1位のラ・コリーナ近江八幡が322万人、2位の黒壁ガラス館が222万人。「スカーレット」効果で陶芸の森(甲賀市)が42万人と、前年より8万人増え29位から20位に上昇した。太郎坊宮(東近江市、49万人)はランク外(31位以下)から18位へと躍進した。


 県観光企画室は、観光客数増加の要因を「令和への改元によって神社仏閣への参拝者が増えた。『スカーレット』の放送や、大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』に関連付けた県の観光キャンペーンの展開などで滋賀が注目された」とみている。今年については「国の調査結果でも特に2~6月が減少しており、厳しい状況。コロナ禍を踏まえ、(3密になりにくい)『適度な疎』など滋賀らしい新たな観光の在り方、旅行のスタイルを提案していく」としている。


 調査は1979年から毎年実施している。19年は年間千人以上の観光客が見込まれる県内779カ所を集計した。

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