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電車を舞台に「21文字の文芸」15回目で岐路 自治体支援終了で資金募る

京都新聞 / 2021年9月26日 15時0分

過去の応募作品を収録した冊子を手にする「電車と青春21文字プロジェクト」のメンバー(大津市内)

 京阪電車石山坂本線の21駅にちなみ、電車を舞台に青春にまつわる思いを21文字に託した作品を募集する「青春21文字のメッセージ」。15回目を迎える今年、運営する市民団体「電車と青春21文字プロジェクト」(大津市)がインターネット経由で開催資金を募っている。自治体や企業からの支援が終了したためで、メンバーは「21文字で青春の一場面を切り取るという新しい文芸を途絶えさせたくない」と協力を呼び掛けている。

 第1回は2007年。通勤通学など生活の「足」として利用されている石坂線の利用促進や沿線活性化を目指し、京阪電鉄と市民ら有志が始めた。最終審査員を歌人の俵万智さんが務め、知事賞、大津市長賞などを選定。人々が交錯する電車の独特な空間や心象を表現した作品を冊子にまとめてきた。

 入選作を電車内や商店街に掲示したり、作品をテーマにしたコンサートを開いたりと街のにぎわい創出にも一役買い、自治体補助の最終年だった昨年度(第14回)には全国から過去最多の5350件の作品応募があった。

 メンバーは「新型コロナウイルス禍でコミュニケーションの手段が様変わりした今こそ『言葉の持つ力』が求められている。みずみずしい作品を広く紹介することで前を向いて進む意欲・元気も喚起できるのではないか」と期待する。資金集めの目標額は30万円。同プロジェクト代表の福井美知子さんは「広く協力を呼び掛けることで、大津から生まれた21文字の文芸の世界を知ってくれる人をさらに増やしたい」と話す。

 クラウドファンディングのサイト「READYFOR(レディーフォー)」で10月28日まで受け付けている。寄付者には金額に応じ、過去の作品集や協力企業の商品などを贈る。第15回青春21文字のメッセージも募集中で、「空・おしゃべり・エール・線路」をイメージした作品を1人3点まで。10月15日締め切り。知事賞、大津市長賞には副賞として図書カード2万円分を贈る。同プロジェクト080(2444)3359。

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